
富山県滑川市 О様からのご相談
年が明けてからの大雪。水分を含んで非常に重たい雪質で雨樋の破損している部分があるとのことで、今後の積雪も考慮し、代表が仕事場で樋を補強を試行錯誤しておりました。
実際は軒樋なので横に設置です。これらをご多忙なО様と何度かメールでご説明させていただいてご承諾いただき工事に取り掛かりました。
既存の軒樋は折れていたので取り外して新しく取り付けました。本来は樋の受け金具に固定するだけで仕上がるのですがО様のご不安を解決するべくシュミレーション通りに、樋が雪の重みでたゆまないように、都度都度、針金でしっかり固定。
真上から見るとこんな感じ。
工事の様子をしっかり見届けておられたО様には、
『手際よく作業を進めていただき、そして迅速丁寧に対応していただき~』との感謝のお言葉をいただきました。わたくし共こそ、ちゃんと仕事ぶりを見てもらって光栄です。
ありがとうございました!いつでも、ちょっとしたことでも遠慮なくお申し付けください。
富山県中新川郡上市町のH様邸
お隣さんのリフォーム工事をしている業者さんが教えてくださったようです。お住まいの方は普段全く目にすることがないご自宅の屋根上のことなので、言われて不安になって、写真を撮って見たら本当に棟が蛇のように畝っていて弊社にご相談いただきました。
お宅は結構、風当たりが強い地域だそうで、加えて昨年元日の能登大震災の影響もあるようですね。生活に影響が直ぐにでることはないですが、このまま放置しておくと棟のズレた所からいつかは雨漏りしてくる可能性は大‼ ですね。
ご予算内で収まるように屋根瓦は棟から4段ずつ、はぐって下地をしっかり張り直し既存瓦で積み直し。のし瓦は何枚も積み重なっていると屋根の見栄えもよく、こだわっていらっしゃる方も結構いらっしゃいます。ただ実際のところ、瓦との間に漆喰等を塗り重ねていくので屋根自体が重くなり耐震性能は少し懸念されます。しかし最近はすでに積み重なった状態の『一体式』という瓦が出来たので軽くて尚且つ見栄えも十分に補えます。
施工前は棟と瓦の合間を埋める漆喰が見えてましたがこれもやはり最近は耐久性能の良い乾式シートを取り扱うと黒色で見た目もスッキリ。H様はシンプル仕上げとのご要望でのし瓦は積まず丸冠でガイドライン工法で完成。もちろん棟ののし瓦や漆喰塗りは施工主様のご要望に添ってお選びいただけます。
連休明け。お天気にも恵まれ2日間の工事でした。ありがとうございました!
富山県黒部市でH様邸のお屋根の葺き替え工事を行いました。生地(いくじ)という地域は古くからの漁師町で、黒部川扇状地に位置し日本名水百選にも選ばれた湧水が点在する海辺のまち。
H様邸も勿論、海沿いのお宅だったため、瓦を捲って現れた下地の劣化が思った以上に酷かったです。海岸近くの住宅は、海水や塩分の高い風のせいでの塩害。また風を遮る建物がないための強風。海からの湿気により湿度が高くカビや腐食が進み、とても傷みやすいです。
いたる所から雨漏りしている現場でした。葺き替え工事を施しました!ので、古い下地は丁寧に取り除き、新しくベニヤ板を張り、その上に防水シートを敷き詰め、防腐用の残木取り付けを行い、仕上げは瓦をキレイに葺いていきました。
本日は日中晴れていたけどやはり浜風が冷たく感じました。弊社は山側に位置しているので潮の香りは、とっても新鮮でしたね~!
H様邸、これで雨漏りの心配もなく、お屋根もガイドライン工法でしっかりと固定したので強風や積雪や地震からもお住まいを守ってくれるでしょう。
今冬は年が明けて大寒も過ぎてからの積雪が多かったので、熊の冬眠の如くこもっていた私共。ようやくお屋根の雪もなくなり活動再開!!といううことで。。
本日は地元上市町の、弊社が所有している資材置き場がある地区の神社の瓦積み直し工事を終えてきました。三日市町の八幡神社さんです。
こじんまりとしたお社ですが、先週まで雪が降っていたのに今日は晴天で思いきり春の陽気でした。小さなお社でもちゃんと管理されていて、お屋根の修繕も弊社にお任せいただき本当にありがとうございます!
よく全く手入れがなされていない小さな寺社仏閣、神社等、目にすることがありますが、八幡神社さんのように管理地区や町役場等がしっかりしておられると、地域の安全効果も増して見えて良いですよね。日本の文化、次の世代まで伝え残していきましょう。
「改正瓦ガイドライン工法講習会」を受講するため、東京会場まで従業員たちと行ってきました!
元日の能登震災では旧式施工の瓦屋根は棟の崩れによる瓦の飛散が酷かったので、これからは全ての瓦事業者が「改正瓦ガイドライン工法」で施工していってくれることを願います。
講習内容には、自分たちで「思い込みガイドライン工法」をしている業者が多いことや、地域によって差のある風量に沿って寸法に違いがあることや、副資材や瓦等もガイドラインの試験をクリアした物を使用すること、現在扱っている物が大丈夫なのか必ず取り扱いメーカーに確認を取ること等、改めて勉強になることばかりでした。
今回の講習でより一層、丁寧で妥協のない仕事をお客様に提供できるよう、ますます精進していきたいと思いました!
弊社も復興に携わることが多くなり、毎度思う事ですが、被害が大きく、まだ順番待ちの多い石川県、富山県と、今まで見たことのないリフォーム業者が増えた気がします。まずは、全国瓦連盟に所属しているか確認し、資格、講習等をしっかり受けた瓦屋さんに工事してもらいましょう!
1日でも早く復興できるよう願うばかりです。
参加した従業員と代表、それぞれ修了証書と加盟事業所としては、適合施工店登録証を持ち帰ってきました。
元日からの大地震で能登をはじめ石川県、特に北陸地方の屋根は平瓦が抜け落ち大変なことになっております。
困っている住民の方の弱みに付け込んで屋根に上がり、ブルーシートだけ掛けて高額な代金を請求する悪徳業者や、自社施工と偽り、下請け業者に手抜き工事をさせ、収益目的で料金を上乗せし、マージンを受け取るだけの瓦屋と称する潜りの業者が震災で被害を受けた住宅へたくさん出入りするのを富山県でも目にします。
令和4年1月1日から瓦屋根の緊結方法が強化され「瓦屋根基準設計・施工ガイドライン」が義務化されたなか、未だに銅線、ステンレス線等で冠を留めたり、端口瓦、袖瓦、冠瓦にビス留めしていない業者が大勢います。
業者選びの際に「全日本瓦工事業連盟」に加盟しているか必ずご確認ください。
通称「全瓦連」に加盟している工事店であれば、良質な施工、適正な料金で瓦屋根工事をおこなってくれます。
『そんな団体に加盟してなくても瓦仕事は大丈夫ですよ!』と言葉巧みに言って営業してくる業者さんにどうか騙されないよう気をつけてください。
もちろん、無所属でも信頼おける瓦工事をしておられる職人さんもいらっしゃいますが。
いずれにしても即決注意!契約する前にしっかり確認を。
お世話になっている富山瓦工事業共同組合の老舗瓦屋さんに色々話を聞いてきました。
今後の瓦業について
神社、仏閣について
本葺きについてお聞きした時に本葺きの瓦の実物を見せたもらい、あまりの大きさにとても驚きました笑
1枚で普通の瓦の4枚分くらいはあるんでないでしょうか。
春にお寺の葺き替え工事があるということで、お手伝いさせていただくことになりました!
大大先輩である親方に『一般住宅だけでなく、こういった神社やお寺の瓦施工の技術を若い人達に伝えていかないといけない、今後はあなたたちがやっていかないと工事できる職人がいなくなる』と言われ、嬉しさと使命感みたいな想いが体から湧き出ました!
グラム瓦工事は全員日々進化し、新しいことにも臆せず取り組み、古き良き日本の伝統も受け継ぎ、瓦工事に精進していきたいと思います!!
石川県輪島市にあるお寺さん300坪の養生をしに5人で行ってきました。
元日の大地震により棟も崩れ落ち、落下により瓦も大量に割れ、抜けもひどく、県内の瓦屋さんが回れないということから隣県へ応援要請で、グラム瓦工事にご縁があり行かせてもらいました。
現地では想像の遥か上をいく悲惨な状況でまだ断水も続いております。棟部や大量に割れた平部はシート養生し、100枚以上落下した瓦の部分を差し替えてきました。
地震が起きてから2か月近く、住職さんと奥さん、檀家の方々はどこの瓦屋さんも来てくれずとても不安だったと思うのに、お昼時に温かいうどんとおにぎりを用意してくださいました。こちらのほうが人間の温かさをいただく感じになってしまい、早く断水等が改善され復興を願うばかりです。
シート養生で多少、雨漏りは収まると思いますが完璧に全てを解決できたわけではありません。現地の瓦屋さんが工事に行けるのであれば早急に対応願いたいです。
グラム瓦工事はいつでも工事に行ける準備、心構えはできております。被災地の方々に早く明るい明日が来ることを願います。
株式会社グラム瓦工事一同
予算 | 無し | |||
施工日数 | 1日 |